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メルマガ17号より~オランダの子供が世界一幸せ!?~ [所感、雑感]

 という記事が、ニューズウィーク日本版12月10日号で取り上げられてい
 ました。ユニセフが実施したOECD加盟国のうち21カ国のランキングで(日
 本は統計がないので除外)、オランダが一位に選ばれていました。オラン
 ダはマリファナの合法化など大胆な政策で良く知られていますが、この国
 の子供達は、なぜ幸せなのでしょうか?
  
  オランダはGDPに占める教育への公的支出の割合も4.6%とOECD平均を
 下回り、決して高くはありません。しかし、生活の満足度が高い子供や、
 学校が好きと答えた子供の割合が圧倒的に多く、勉強にストレスを感じる
 子供の割合が最も少ないという統計結果が出ています。かといって、他の
 国と子供と比べてテストの平均点が悪いかと言うと、どの科目もしっかり
 上位に食い込んでいます。もちろん、初等教育から子供に自分のカリキュ
 ラムを決めさせる徹底した自主性の尊重や、公立校も含めて各学校に課さ
 れた教育計画や学校案内の公表の義務付けなど、先進的な教育制度に因る
 ところも大きいですが、何より家族が子育てに充分な時間を割ける労働環
 境や、教育の重要性に対する社会的な合意が、オランダの子供の幸せを支
 えているように感じます。
  
  この統計結果は、闇雲に競争に走る教育改革とは、また違った選択肢を
 提供してくれるものです。「教育は国家100年の計」という言葉の通り、
 教育改革はすぐに結果が出るものではありませんが、各地域の様々な先進
 事例を柔軟に取り入れることは今日にも出来ます。教育の優れた自治体に
 は、自然と住民も集まってきます。「さかいの子供が日本一幸せ」を、ど
 のように実現していくか。私が取り組むべき最も大切な課題です。
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