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メルマガ19号より~補正予算って選挙対策?~ [所感、雑感]

15兆円という平成21年度補正予算が衆議院を通過しました。が、残
 念ながら緊急経済対策とは名ばかりの、ばらまきの意味合いが非常に強い
 と言わざるを得ません。もう造るのを止めたはずの新しい道路建設に使わ
 れたり、前時代的な箱モノの予算が多数復活していたりと、この何年かの
 財政健全化方針で却下された各省庁の予算が、ドサクサ紛れでまとめて盛
 り込まれているような感があります。しかもそのうち3兆円程度は天下り
 団体の基金へ流れ込む疑いが強いとのこと。
  しかも、この補正予算により、09年度の公債発行総額は44兆113
 0億円となり、99年の37兆5千億円を上回って過去最高となります。
 これにより国、地方合わせた09年度末の長期債務残高は816兆円に達
 する見込みであり、国民一人当たり640万円の借金をかかえることにな
 ります。この莫大な借金の肩代わりをするのは現職閣僚の皆さんではなく、
 私たち現役世代と、子供や孫の世代。いまだに、こんなあからさまな予算
 編成をしていて良いのか甚だ疑問ですが、何と言っても政治は結果責任で
 す。大事な事は、成功も失敗も含めて政策の決定権者が、しっかりと有権
 者の審判を仰ぐことが出来る政治システムの確立です。今回の補正予算は
 世界的な不況ムードに対する緊急措置というのであれば、GDPが政府の目標
 どおりに上向かなかった場合の責任の所在だけははっきりさせておいてほ
 しいものです。
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